第122章 雨と神社と山道
彼も私と同じ違和感を感じたらしい事実が更に私を恐怖させた
バクバクと高鳴る心臓は決してトキメキなんて良い物では無く
「何でずっと足元の花束見てたんだろうね」
と言った彼の言葉に私は狂った様に"踊るポン○コリン"を歌って正気を保っていたが
脳内に流れていたのは"本当にあっ○怖い話し"のBGMだった
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真夜中3時過ぎ
「イルミさん!」
「何。」
「ちゃんとトイレの前居ますよね?!」
「………居るよ。大体この狭い部屋で何処へ行くっていうの。」
「……はぁあー。………部屋狭くて良かったです」
「…………。」
「イルミさん……?」
「…………。」
「……うぅ"……イルミさん嫌や!!何処行ったん………う"あああ"……」
「…………泣かなくても居るよ。騒がしいな。」
暫くイルミさんは私専属トイレ前防衛隊長に任命され心底面倒そうにトイレの扉を守ってくれていたのだった