第111章 車内で恋話
「はぁ!?!?そそそ、そんなん何で答えないと駄目な「俺は13歳の時訓練でね。経験人数はいちいち数えて無いから解らないけど」
「っ…………」
今日のイルミさんはどうにも赤裸々過ぎる
しかも初体験も早かった…………
訓練……ゾルディックの訓練はそんな事迄徹底しているのか………特殊過ぎて付いていけない上に経験人数は忘れる程の数らしい……
所謂、百戦錬磨という奴だろうかなんて困惑していると
「答えたから次は沙夜子だよ」
なんて単調な声で詰め寄られて更に汗をかいた
「イルミさんが勝手に暴露しただけじゃないですか!!!理不尽です!!!」
「理不尽?俺はちゃんと対等に成る様に先に答えただけだよ」
白々しい………憎い程にとぼけた表情だ。
頬を捻ってやりたくなるが仕返しが怖いので我慢する
「ねぇ、早く答えなよ」
どうやら彼に引く気は無いらしい
私は生唾を飲み込み開き直って答えた
「18歳です。経験人数は1人です!」
「ふーん。」
「なんですか!ふーん。って!!!大体質問がセクハラです!!!」
「着替え中にも写真を撮ったりカメラを誘惑しろなんて言うのはセクハラじゃないの?自分の変態性を棚に上げて俺を変態扱いするなんてね」
其れを言われてしまえばおしまいだ。
正論過ぎてぐうの音も出なかった
「……っ…………ごめんなさい………」
「別に良いんだけどね。」
「……………イルミさん」
「んー?」
私達は布団の中で向かい合いながらお互いに視線を交えている