• テキストサイズ

ここは私の部屋です【HUNTER×HUNTER】

第110章 執事服の想像






「誰が来て規模はどれくらいな訳?良く解りもしない集団と酒を飲んで何が楽しいの?俺は楽しく無いね。」


「………えと………今から電話して聞きま「今から藤木に?……ふーん。何も聞いていないのに行くって言ったんだ?ずっと言ってるけど沙夜子は迂闊なんだよ」


楽しくワクワクとしていた気持ちが一気に沈んで行く
何だか胸が痛いしムカムカとした


「私まだ行くとは言ってません!場所は知らんし規模も知らんけど知り合いのバーって言うてるから広くはないんじゃないでしょうか……やし、藤木の他の友達も彼女も来ると思います!」


「…………はぁ…………。」


私の言葉にがしがしと頭を掻いた彼は大きな溜息を漏らした


「………解ったよ。ちゃんと話は聞いたんだね、…………俺が勝手に決め付けたのは…………悪かったよ……。」


「っ………私もすみません……」


彼はバツが悪そうな声ながらも真っ直ぐ私の瞳を捉えていた
途端に軽くなる心


「あの………パーティーは強制的に誘われたんじゃなくて……私が行きたいって言いました……。でね?色々イルミさんとのハロウィンを考えたんです………行く場所無いし家で過ごすより楽しいかなって………私なりに……考えて………」


ポツリポツリと言葉を紡いだ私の声を彼は黙って聞いていた

そして


「で、俺の仮装はどんななの?」


「………っ!」


普段よりも優しい声色はじんわり胸に染み込んで息が詰まった


「……イルミさんのんめっちゃ格好いいんですから!」


私はただ嬉しくて胡座をかいた彼の脚へ傾崩れ込んだ


「見てください!奮発します!」


「………高いよ」


彼は私の行動には触れずにスマホ画面を見詰めてポツリと呟いた
彼の金銭感覚は随分私寄りに成ったらしい
此方で働いているというのも大きいかもしれない



/ 859ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp