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ここは私の部屋です【HUNTER×HUNTER】

第12章 摘み取るなら早い内







5日

今日で正月休み最終日

イルミさんの

「この世界の文字を勉強したい」

という要望を受けて携帯で"うんこ漢字ドリル"や辞典、辞書等様々な物をネット注文した
Am◯zonなので即日届くので受け取ってもらう様に判子を渡しておいた

敢えてうんこ漢字ドリルにしたのは能面イケメンが淡々と凛々しくふざけた内容のドリルに真剣に取り組む姿が面白そうだと思ったからだ

(嫌な顔されるかなぁ………)



他にも何か役に立てばと図書館へ出向いた

広々とした空間に所狭しと並ぶ本を前にイルミさんは

「うちの書庫と似てる」

と言い放ったので戦慄したが
置いてあるジャンルの多さに感心している様子だった


そして私は格安スマホをイルミさんに贈った
明日からバラバラの生活が始まるのだ
無いと不便、というより無いと何かあった時に不安だからだ


___________"


自宅で二人並び座る


「私明日から仕事なんで何かあったら連絡はこれで取り合いましょう」

「うん」

「私の連絡先入れときましたんで」

「うん」

先程からスマホに夢中な様子で淡々と返事が返ってくる
イルミさんは飲み込みが早く直ぐに完璧に使いこなしてしまうだろう

何てぼんやり眺めていたら

「ねぇ、この間の写真頂戴」


思いもよらない言葉に内心驚いた


(イルミさんって思い出とかどうでも良いって言いそうやのに……)

「すぐ送りますね!」

無料で連絡を取れるアプリでアルバムを作り送信した




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