第104章 振り回し回され
店を出た後にオムライスを食べた私達はイオンを出て歩いていた
ランチもご馳走してくれた彼
ショッピングを続ければ必ず彼がお会計を済ませてしまうだろう事を考えると気が引けてしまった次第だ
私は色々考えた後にスーパーにてお酒類やおつまみを買い込んだ後に帰宅した
「撮影を再開します」
「………。」
夜は勿論料理もせずに大好きなお酒を堪能する気満々なのだがまだ時刻はおやつ時
自宅内にて彼のスペシャルショットを撮ろうと考えた
「やっぱり外では撮影出来ない感じが良いですよね!」
「知らない。」
朝から撮影した写真を見返した私は完全にオタク魂に火がついていた
私はがばりと立ち上がると彼が普段眠っている寝具を敷いた
「寝転んでるショットとかどうでしょうか?!いや、絶対いりますよね!!私は椅子に乗って其処から撮りますから!完璧やん!!」
「…………。」
パイプ椅子を引っ張り出して上に立ってみる
全体と迄はいかないがなかなか良い感じに撮れそうだ
「イルミさん、さぁ!寝転んでください!あ、出来れば胸元もうちょっと開いた感じでお願いします!」
「………はぁ………」
彼は溜息と共にボタンに指を掛けるとひとつふたつと胸元を開いた
勿論その姿も激写している私は思わず叫びたい衝動に駆られるがぐっと耐える