第98章 潮だまりとTシャツ
翌朝9月17日
私はしつこいくらいに鳴るアラーム音をそのままに部屋を一人彷徨いていた
「………ちょっと待って………私どうやって寝た………。え?…………いや、マジで………」
昨日ハンガーに掛けた洋服を前に往復を繰り返し記憶を辿る
私は彼の勇ましくも麗しい脚をこの手に喜びの声を上げた………
それも相当ヤバいが確か彼のご着用になった神聖成るパンツを見た様な見なかった様な………
私は力無く床に倒れ込んだ
その際に椅子にぶつけた足が痛いが今は其れ所では無い
(やらかしたあぁぁぁぁぁぁぁぁ"!!!!!!!!!!!)
私は自身でベッドへ入った記憶は無い。それ所か飲んでいる途中からの記憶が無い。なのに未だに鳴り響くアラーム……私は案外しっかり者だな、なんて誰かが聞いたら殴られそうだ
昨夜私はガウンの美男子達に囲まれ緊張の余り酒を煽った
これに関しては不可抗力だ
しかし酔った私は謎の行動力がある為に質が悪い
(……………イルミさんにはさておき………いや、置かれへんけど………クロロさんとヒソカさんに何もしてないよな…………)
私は決して浮気性では無いしイルミさんへの恋心に焦がれているのだが欲望に素直なタイプだ