第95章 アダルトリオと私とベッド
ヒソカさんは完全にマイワールドに突入してトランプタワーを作り始めて
クロロさんはプレミアムラウンジなる場所へ読書に行くと言って出て行った
イルミさんはニュースを付けるとソファーから動かなくなり
私はというと寝不足の為にキングサイズのベッドに横たわりお昼寝を楽しむ事にした
何の気兼ねも無くど真ん中に潜り込み幸せの溜息を漏らす
海で遊んだ事もあり私はあっという間に夢の世界に沈んだ
……………どれだけ眠っていたのか、やけに辺りが騒がしく目を覚ます
心地好い微睡みから瞼を開くと飛び込んできたのは隣に横たわり読書に勤しむクロロさんの姿で、驚きの余り完全に脳が覚醒する
「おう、おはよう」
「………?!」
がばりと起き上がり辺りを見渡すと私の右側にはイルミさんが横たわりスマホをいじっており左側に横たわっていたのは読書をしているクロロさん
そして騒ぎの原因はそんなベッドを前に興奮気味に混ぜろと騒ぐヒソカさんだった
「君達だけズルいじゃないかぁ……ボクも混ぜておくれよ♥️」
「見て解るだろ、ベッドは満員だ!」
「死ね。変態」
「イルミ……ボクにだけ冷たい……ボクは駄目で何でクロロは良いの?♦️」
「クロロは団長とか言ってるけどこの世界のネットではニート同然の扱い受けてるし正直どうでも良い。別にベッドに居ても良いんだよ。その点ヒソカは……「ちょっと待て!!!なんだその情報!!!俺は知らないぞ!!そんな理由で俺はノーマークなのか!?信用されてるなぁなんて浮かれてた俺の心を返せッ!!!!」
「て事はボクの事を意識してるって事?!はあぁ~イルミ、君凄くいいよぉ♥️」
「俺の話しを聞けーっ!!!」
瞬間ベッドに飛んだヒソカさんを見てルパ○三世を重ねた私だが
素早く手刀を飛ばすクロロさんと思い切り蹴りをお見舞いしたイルミさんの攻撃によってヒソカさんは地に沈んだ
「…………ひっ………!?」
「クックックッ………そんなものかい君達のちから………っ!!!」
ヒソカさんは額に刺さっていた針により再び地に沈む