第92章 閉じ込めた青
沖縄に降り立った私達はフリープランの為に直ぐレンタカーを借りた
少しお金を節約したので小型の自動車だったがまぁ……乗れない事は無いだろう………
「で、誰が運転するの?♦️」
「俺は嫌だ!」
「私車酔いするから助手席希望して良いですか……?」
「じゃあボクが運転するよ♥️」
「じゃあ俺が運転する」
「………♦️」
「………」
声を揃えたヒソカさんとイルミさん……以前ヒソカさんは私に興味有り発言をしたのだが、まだ私はその対象なのだろうか……
以前の私なら逆ハーレムだ!うほっ!!みたいな調子で浮かれていただろうが
何故私に興味が有るのかは甚だ疑問だが良い意味合いでは無い気がして仕方がない
ヒソカさんは一体何を考えているのだろう……なんてイルミさんと視線を交えている彼に疑念の眼差しを向けていると
「えっと、ここは彼氏なんだしイルミに頼もう!な!ヒソカ!」
と苦笑いを浮かべたクロロさんがヒソカさんを引っ張り後部座席へと消えた
(ナイス!クロロさん!!!)
無事に出発した車に揺られながらこの旅で常識的に大丈夫なのはクロロさんだけだ………盗賊だが………と認識を改めつつてるてる坊主が効いたのか晴天の空を仰ぐ