第87章 何でもない日曜日
「ジュラキュー○ミホーク」
「鷹の目ですか!わかります!カッコいいですよね!」
「うん」
「沙夜子は誰が好き?」
(イルミさんが好きです!!!って言いたい………)
「私はローです!」
「死の外科医、ね。まぁ悪く無いんじゃない」
「カッコいいですよねぇー!あ、じゃあ女の子キャラクターやったら誰ですか?」
「ニ○ロビン」
「あー、ぽいわぁ……」
「ぽい?」
「はい、イルミさんっぽいです!私は俄然ペロー○ちゃんです!」
「ネガティブ○ロウね」
こうして彼とアニメ談義を出来るとは想像もしていなかったので思わず声が弾んだ
「何編が好きですか?私は空島!」
「空島ね。へそ」
「へそ!」
まさか彼から空島でのご挨拶を頂けるとは思いもせず笑ってしまう
彼はモグモグと野菜炒めを頬張りながら
「ウォー○ーセブン」
と答えた
「あそこは盛り沢山でしたよね!ロビンちゃんもやしウ○ップも喧嘩してチ○ッパーは暴走するし」
「うん。フラ○キーが仲間になってメリーが沈んだしね」
「イルミさんとアニメのお話し出来るの嬉しいです!」
「そう」
わいわいと話しながら昼食を済ませた私達はその後録画していたドラゴ○ボールを見た
「かめは○波……ちっちゃい時練習しました。出るんじゃないかな?って」
「俺もしたよ」
「………えっ!?」
「嘘」
「……え!!どっち!!」
「冗談だよ」
と言ってテレビから視線を外さない横顔………これは練習した事があるな………となんとなく思い想像してみるとなかなかにシュールで笑っていると頬を摘ままれてしまった
「…いたい」
「沙夜子、うるさいよ」
「はい」
解放された頬を擦りつつ確信する
(…………絶対練習した事あるな………)
___________"
その後各々漫画を読んでいた私達だったが時計を見遣ると夕飯時になっていて慌てて支度を始める
今晩の夕飯はハンバーグとコンソメスープにサラダ