第9章 何でもないヒトコマ
「わかりました!私がイルミさんとしたい事書きます!でも、イルミさんが思い付いたら教えてください」
よくよく考えてみればイルミさんは原作内でもたまに出て来て凄い存在感を放っているもののプライベート等全くわからない…
そんなイルミさんのプライベートを見ている自分の貴重体験を噛みしめつつ色々な事をイルミさんに体験してもらいたいと思った
触れ合い動物園なんてどうだろう…プラネタリウム!
そして、そんなイルミさんを見詰めていたいと思った
「ボードゲーム」
「ボードゲームですか…」
自分の方向性とは全く別の提案が出た
(まぁ…すぐ出来るし!)
白紙のままの紙をよそに押し入れから人生ゲームを出した
(これボードゲーム……?)
「人生ゲームです!」
「聞いた事はあるよ、今までの人生を評価するゲームでしょ?」
「こっわ、何やそれ!」
「違うの?」
「違いますよ!」
ルールを説明。
イルミさんは何でも飲み込みが早い
それぞれ好きな色の車を選び人形を差した。イルミさんもピンクを差したが放っておく
先に結婚までたどり着いた私が青を差すのを見て、きっとイルミさんも青を差すんだろうなぁなんて心の中でニヤニヤしたのは秘密だ
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勝負はイルミさんの勝利だった
イルミさんはルーレット運まで強い様だ
「ボードゲームいかがでしたか」
「悪くなかったよ」
先にゴール出来たからかイルミさんはご満悦だった