第65章 私の死闘
脚はすっかり棒の様だし寝不足な上に異様な事を何時間も続けたせいでテンションもおかしい
ここは一度落ち着か無ければその内憤死してしまうのでは無いだろうか………
「次はー………ドゥルルルル(下手)……バン!!天空の城○ピュタ!!これまた名作ッ!!!見所は親方のシャツがはち切れるシーン!」
「………沙夜子怖い」
「ふっふーん……!さぞ怖かろう!!!」
「何かごめんね」
「……………」
現に彼を怯えさせて謝らせる程私はヤバいのだ
混沌とする思考で落ち着く術を考える
(落ち着く→ふわふわ毛布→暖かい→寝る→×
落ち着く→座る→紅茶→暖かい→寝る→×)
何を考えても眠ってしまう……
(落ち着く→独りの空間→お風呂→浴槽→暖かい→寝る→溺れる→死ぬ)
「よし!私お風呂入ってきます!!」
私は眠らなければ其れで良いという脳になっており最もリスキーな選択を選んだ
「イルミさん!…………40秒で支度しな!」
「?」
「……小鬼だ。小鬼がおる。」
「………どうしたの……」
「そこは、ポムじいさん!ですッ!!!」
「…………」
「………それでは引き続きラピュ○をお楽しみください。私はお風呂へいざ…………押し通ーる!邪魔するなー!!(ものの○姫より)」
「……………」
その後暖かい湯船に浸かり数々の奇行を冷静に振り返って私は静かに灰になった
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