第55章 高層マンション
「……で、この下の備考なんですけど、雨の日は楽しまれへんかなと思って、雨の日プランも考えてあります」
「………ほう」
「……♦️」
実際、景色や自然を楽しむ観光地に雨の日に訪れても観光雑誌に掲載されている様な綺麗な情景が拝め無ければがっかりする事は間違いなく楽しさは半減だと思う
其れならば場所を変えて思い切り楽しめた方が良い思い出になると思ったのだが何も言わない二人に余計なお世話だっただろうかと顔色を伺う
「……沙夜子は用意周到なんだな。これだけまとめるには時間がかかっただろう?」
「いえ、楽しかったし!」
「良い子だね♥️」
「………あはは」
予想外に誉められて単純に嬉しかった
ヒソカさんに至っては頭を撫でて来るので照れてしまい俯くと
「グラス空いてる、何飲む?」
「え!えっと……!」
クロロさんの気配りに目を丸くする
「ワイン?シャンパン?其れとも沙夜子のリクエストでカクテルでも作ろうか?♥️」