第54章 勇者と過保護な補佐係
私とてやっとたどり着いたボスを前に緊張しているのだ
そんなに構っては居られないが彼の名前を呼び続けた
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「この洞窟には宝箱が3つあるみたいだよ」
「………3つですか……」
「その先右に道がある」
彼が余りにも敵を前に攻撃的に成るのでこの先本当に針を投げてしまうのでは無いかと不安になり
秘密のアイテム、攻略本のガイドを頼んだのだった
「仕方ないな。沙夜子だけじゃ直ぐに死んじゃうし」
なんてやれやれ感を出していた彼だったが
いざ補佐を始めると俄然やる気で完璧にナビゲーションしてくれた