第40章 オトモダチ?
突然の言葉に一瞬口ごもったが直ぐにはい、と答えた
イルミさんの吐いた独占的な言葉を思い返しそういう事にしておいた方が懸命だと考えたからだ
勿論私もそう望んだからでもある
ちゃぶ台に頬杖を付いて私の瞳を射抜く彼の双眼は鋭く真実を見抜かれてしまいそうで視線を空へ浮かしつつ返す
「何でそんな事気になるんですか?」
「今朝沙夜子に近付いた時、慣れていなさそうだったからイルミとそういう事してないのかなと思ってさ♦️」
「……いや、普通にイルミさん以外にされたらあんな反応になりますよ」
彼の真意が解らない
そんな事を知ってどうするというのだろう……
その後ニコニコと現実離れしたトランプマジックを披露した後にヒソカさんは颯爽と帰って行った
掴み所の無い気紛れな彼の行動に振り回されつつ気が付く頃には日が傾いていた