第40章 オトモダチ?
「………♦️」
途端に元の位置へ身を引いた彼と距離を取るために脚に力を込めれば自由が効く様になっていた
私は直ぐ様立ち上がり即座に部屋の端から彼を睨むと
少し困った様な表情を浮かべて頬を掻いていた
「ごめんね?そんなに嫌がられるとは思わなくて♦️」
「不愉快です……二度としないでください」
「……うん♥️」
「約束してください」
「はいはい、約束ね♥️」
三人の中で一番信用ならない人物ではあるがとにかく約束を取り付けた
__________"
その後も居座り続けるヒソカさんを警戒していたが、彼は勝手知ったる態度で台所へ立ち何故か私に定食の様な立派な昼食を振る舞ってくれた
その余りもの美味しさに私はがっちり胃袋を掴まれ向かい合って和気藹々と会話を弾ませる程になっている
私は意外にチョロいのかもしれない
あれだけ警戒し、信用ならないと思っていたヒソカさんとにこやかに会話を楽しんでいる
「ひとつ聞いても良いかい?♦️」
「はい、何でしょう」
「本当にイルミと恋人なの?♦️」