第39章 広がるのは美形の世界
私の余りもの熱にイルミさんは何故?と言わんばかりの表情を向けクロロさんは不思議そうに見詰めてくる
「いいよ♦️」
「ありがとうございます!!」
「ただし、交換条件が在るんだけど♥️」
「免許書なんて要らないから条件は受けない「何でしょうか?」
私の意見とは裏腹に鋭く放つイルミさんに割って入る
それくらい彼とのドライブには私の夢が詰まっているのだ
ニヤリと口角を上げたヒソカさんの
「ボクと遊んでよ♥️」
という何とも不吉な台詞を聞くまでは
「………遊ぶ」
ヒソカさんの遊ぶって確か殺し合いみたいなものじゃないだろうか……一般人の私なんて瞬殺に違いない………みるみる血の気が引いて行く
「えっと……私戦闘力ありません……」
「知ってる♦️」
「人も殺せませんし!」
「だろうね♦️」
「…………………?遊ぶって何をするんでしょう………?」
予想は外れて素直に尋ねてみる事にした
「ボク達四人でお出かけしようよって事♥️」
はい、と既に完璧に仕上がったイルミさんの運転免許書を渡されて
「カードは出来ちゃったんだから交渉成立だよね?♥️」
なんて言われて私は頷く他無かった