第39章 広がるのは美形の世界
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その後二人が帰る様子も無く夕飯を四人で食べる事になった
終始不機嫌そうに眉を潜めるイルミさんは口が裂けても言えないがめちゃくちゃ可愛かった
そして夕食をうまいうまいと誉めてくれるクロロさんは良い意味で原作と違いフレンドリーで可愛く、ヒソカさんは上品に平らげてくれた
美形は何をしても絵になって恐ろしい
私は三人に見惚れてしまい普段より数段も遅れて食事を済ませた
そして会話から解ったのはクロロさんはホストをヒソカさんはマジックバーでバーテンダーをしていると言う事、更には携帯やマンションも自分達名義で買ったり借りたりしていて他に同居人も居ないという事だった
「………ちょっと待ってください……身分証明はどうしたんですか?」
「身分証…?あぁ、ヒソカに頼んだ!」
「ボクのドッキリテクスチャーがあれば造作も無いよ♥️」
「!!…じゃあイルミさんにも作って貰えないですか?!」
「俺別に要らないけど」
不機嫌そうなイルミさんだが私には考えがあった
身分証の代わりに運転免許書を作ってもらい彼とドライブに出掛けたかった
以前アニメで荒いながらも車を運転するイルミさんに痺れまくった過去があり、是非彼の隣に座ってみたかった。
それに運転免許が在れば旅行や遠出なんかももっと気軽になるし単純に便利で行き先の幅も広がる
「お願いします!イルミさんに運転免許書を!!」