第39章 広がるのは美形の世界
「クックックッ………酷いじゃないか……女の子と生活してる事黙ってるなんて♦️」
「………黙れ。さっさと放してくれない?」
彼は臨戦体制で針を構えるが私を人質に取った変態ピエロは余裕綽々と言った調子で笑っている
「そんな物投げたら彼女に当たっちゃうよ?♥️」
「チッ……」
「なんて冗談だよ♥️」
とんっと背中を押されて彼の前につんのめり今度は彼に抱き止められて庇う様に背中に回され
其処から覗いた光景に絶句する
ここは本当に自宅だろうか………
リビングで寛ぐ男達は間違い無くHUNTER×HUNTERのクロロとヒソカだった
「……なんで……なんで!」
___________"
イルミさんが此方に来た翌日に彼等も此方に来ていた事や
近くのマンションに二人で同居している事、イルミさんに同居を断られたから忍び込んだ事等を聞いた
「で、イルミと沙夜子はどういう関係なんだ?」
「恋人」
即答する彼に驚いて思いっきり彼を見てしまったがとりあえず合わせる事にする
普段私の方ばかりに合わせて貰っているので少しでも返せるなら返しておきたかった