第34章 牧場の動物達
4月のとある休日
彼と私はふれあい体験の出来るワール◯牧場を目指していた
電車を乗り継ぎ、最寄り駅を降りた後に◯剛バスへ……其所から徒歩10分
気分はやっと到着した……と言った感じだが
へたり込んでは居られない
今回彼を牧場に連れて来た理由は可愛いハムハム、ライオネル親方と仲良くなってもらう為だ
牧場内にいる殆どの動物と触れ合える牧場を選び抜き、触れ合いの中から慣れと愛情を芽生えさせる狙いがあった
(ハムスターとも触れ合えるって書いてたし………!)
住宅街の中に突然現れた牧場は標高の高い所に在る為に少し風がキツい。真冬じゃなくて良かった
園内に入るとさっそく大きなお馬さんが出迎えてくれた
「めっちゃおっきい!!ばんえい馬ですかね!」
「……」
「……それより大きい気する……ペルシュロンですかね!」
「解らない」
直ぐ様沢山のお馬さんが居る厩舎へ入ると係員の女性が餌のバケツを売っている事に気が付いた
「すみません、1つください!」
1つを二人でシェアしても充分な量だ