第33章 望まぬ出会い
4月に入って直ぐの土曜日
彼女は友人と外出した
テーブルには小さなメモに【夕方には帰るので夜ご飯は一緒に食べましょう】と書かれていた
少し考えた後に返却期限の迫った本を図書館に返しに行く事にした
(連絡は………しなくて良いか)
一応ポケットにスマホを仕舞って家を出た
図書館で1時間程借りる本を吟味して3冊レンタルして後にする
と、良く見知った気配を感じてオーラを消す為に絶をして走った
「………クックックッ……無視しようだなんてヒドイじゃないか……♣️」
「チッ………」
目の前の男に気を取られていると背後からも見知った気配を感じた
「今までも随分逃げ回ってくれたしな」
「……お前達に会うのが面倒だっただけ。………で、追って来るって事は何か用?」
「まぁまぁ、立ち話も何だしお茶でもしないかい?♥️」
「………手短にね」
現れたのはビジネスパートナーのやたらと奇抜な男、ヒソカと
良き顧客相手であるクロロだった