第6章 〜本当の正体〜※R18
それから私達は透さんが借りてきていたDVDを見る。R18では無いけれど、それなりのシーンがある、ラブストーリーだった。自分の割れ目が少しだけ濡れているのが分かる。透さんが私の腰を抱いて、お尻の方を微かに触ってきているのだ。チラッと透さんの方に目をやると、
透「そんな涙目で見られては我慢も限界になりますよ。」
『だ、だって...透さんがっ!』
透「僕が?なんです?何もしていませんよ?」
『うぅ〜。Hの時はほんとに意地悪だぁ〜。』
透「いじめたくなるんです。反応が可愛いから。」
顔を赤らめて前を向く。映画に集中しようと思った。けれどそれが間違いだった。映画のシーンがそれなりのシーンだったから。男女がベッドに寝転んで、女の人は裸で愛撫されている。私は堪らなくなって、逃げようとした。
透「どこに行くんです?」
『大尉の所です!透さんなんか意地悪で嫌いですっ!』
バタンッ────
私は家のどこかにいるであろう大尉を探した。いろんな部屋を開けて回って、大尉を見つけた。
『大尉〜、透さんが意地悪してくるよ〜。』
大「にゃぁ〜。にゃん。」
私は寝室のベッドの上にいた大尉を抱き上げてベッドへ転がる。
透「自分から寝室へ行ってベッドに入るとは、何とも大胆じゃないですか?」
『え?違いますっ!大尉がこの部屋に居たから!』
透「そうですか、では。」
透さんはそう言って大尉を私から取り上げて、リビングへ通じる廊下へと出した。大尉は然程気にせずに、リビングへと行った。
ドサッ────
私はベッドへ押し倒される。ど、どうしよう、もう逃げられない────。
『んっ...んん///』
透「ん...はぁ...チュッんっ。そのとろんとした顔、最高にそそられる。」
『あの、今日は服を着たまましませんか!』
私は中にランジェリーを着ている事を思い出し、咄嗟にそう言った。
透「いや、それはまた今度。自分から言うって事は恥ずかしい下着でも付けてるんですかね?脱がせてもいいですか?」
と言いながらパジャマのボタンに手を掛けて外している。答えなくても脱がすんだと思い、私は透さんにされるがままだった。