第6章 〜本当の正体〜※R18
『透さんっ!今、戻りました!何してるんですか!?』
大きな声で透さんの名を呼び、確認をする。
透「いや、ちょっと知り合いの方とお話していただけですよ。行きましょう。真恋音さん。」
『はいっ!』
女「なんだ、ほんとに彼女いるんじゃん。しかも可愛くねーの。」
女「まじブスじゃんね。」
そんな会話が後ろから聞こえてきて、私はムカッとする。
零「いい加減にしろ、俺の彼女を傷付けるな。あんた達の方がよっぽど性格ブスだよ。」
怖っ!守ってくれて嬉しいけど、降谷さんが出てるよ!
透「行きましょう、真恋音さん。」
ちっと後ろから舌打ちが聞こえたけど、透さんも私も気にしないフリをする。
透「とんだ災難です。さぁ、次は洋服を選びましょう。洋服は僕も一緒に選んでいいですよね?」
『はい、構いません。透さんの好みも知りたいですし。』
うーんと透さんは少し考えて、私にこう言った。
透「好みと言うか、その女性に似合っていればなんでもいいと思うんです。真恋音さんをより美しくしてくれる洋服があれば。そのままでも充分可愛いですけどね。」
そのままってどう言う意味だ。裸ってこと?前々から思ってたけど、透さんって結構変態だ。
結局私達は透さんに選んでもらった黒のワンピースドレスと自分で選んだジーパンとシャツとパジャマを買って店を出た。
透「他には何か要る物あります?全部僕が買ってあげますよ。」
『私のシャンプーとかは?』
透「それは僕と同んなじ匂いになって欲しいので買いません。独占欲です。」
『そうですか、でも私の食器とかも買いたいので、大きいお店に行きましょう、なんでもある所へ。』
透「そうですね、僕も買わないと行けない物があるので。」
『じゃあ、決まりですね!』
それから私達は夜遅くまでやっている、ホームセンターに来た。
『広〜い!』
透「子供ですか。時間はありますからいっぱい見てくるといいですよ。僕はちょっと他のところへ行ってきますね。」
『あ、はい!どこに行くんですか?』
透「それは内緒です。真恋音さんの好きな物を買ってくるんですよ。迷子にならないように。」
そこまで子供じゃないです。少し透さんと離れるのは寂しいけど、私は色々なものを見て回った。