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【DC】きぼうのはな【長編&短編】

第4章 〜気になる関係〜※R18



私達は少しのつまみも買って、ウイスキーを割るための天然水も買い、会計を済ませて、コンビニを後にした。

『すこし買い込みすぎましたかね。』

透「良いですよ。僕も飲みますし。」

車の中で会話をしながら、直ぐ家に着いた。

『ただいま〜。』

大「んにゃ〜。」

トコトコと大尉が私に擦り付いてきた。

『帰ってきて、家に誰かが居るって良いですね。大尉、ただいま〜。』

「にゃんにゃ〜ん。」

透「あの僕もいるんですけど。」

『あ、ごめんなさい!』

って、大尉に嫉妬するなんて、可愛い人だなぁ。ムスっとして、拗ねている顔を覗き込む。

『拗ねないで下さい。今日は一晩中相手しますから!』

透「え?」

あ、変な意味に聞こえたのかな。

『あ、えっとその。お酒の相手って事です。』

透「分かってますよ?何を期待したんですか?」

わ、意地悪な顔してる。

『え、いえなんでも!さぁ飲みましょう!』

透「慌てる真恋音さんも可愛いですね。そんな真恋音さんにプレゼントがあります。」

『え?』

透「これです。」

と一つの鍵を渡された。

透「僕のマンションの鍵です。今度家は教えますから、いつでも来てくださいね。」

『あ、ありがとうございます。じゃあ、私のお家の合鍵も渡しておきます。これでお揃いですね!』

私はえへへっと笑った。釣られて安室さんも微笑む。

私達は買ってきたお酒を次々に開けて飲んだ。お酒を飲んで分かったこと。安室さんはお酒に強いこと。少し酔うと、近くに行っていい?とか、これお揃いで飲もう?とか敬語がなくなって甘えてくるとこ。ついつい可愛いなぁと思ってしまう。でもそれが口に出ていたようで、

透「可愛いなんて言わないで下さい。ましてや好きな人から、言われると傷付きます。」

と言われてしまった。

『いい意味ですよ?私の前だけで甘えてくれるのは嬉しいです。だから、探偵業が忙しくて疲れた時なんかは、いっぱい甘えて良いですからね?』

透「そう言うこと言われると、甘えたいと言うか、襲いたくなりますよ?これでも毎日我慢してるほうなんです。」

『良いですよ。安室さんになら。襲われても。』

と、私は大胆に抱きついた。

透「もう、知りませんからね...。」
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