第4章 〜気になる関係〜※R18
透「え?いいんですか?昨日あんな事をしたのに。」
『はい?良いですよ?私も安室さんに聞きたいことがありますし。』
透「なんて無防備な...。」
『何か言いました?』
透「い、いえ!なにも。じゃあ、お言葉に甘えて、上がらせてもらいますね。」
『どうぞ!お茶持ってきます!』
透「それで、僕に聞きたいこととは?」
私はお茶をテーブルの上に置いて、安室さんの問いかけに答える。
『私、昨日の記憶がなくって、昨日の夜何をしたのかなと思って。』
透「はい?昨日のこと覚えてないんですか?」
『はい。何一つ。』
透「それは困りましたね。僕、昨日のことを謝ろうと思って来たんです。」
私はなぜ安室さんが謝らなければいけないのか不思議でならなかった。
『なぜ謝るのです?何も悪いことしてないじゃないですか。』
透「それはあくまでも真恋音さんの記憶の中だけの話であって、記憶がなくなっている部分で僕が何をしたかなんて分からないでしょう?」
『それはそうですけど、安室さんは何をしたんです?』
透「聞かない方が身のためだと思いますけど。」
『えぇ〜!?教えて下さいよ!』
私は秘密にされるのが何故か悔しくて、教えてと迫る。
透「そんなに知りたいですか?」
『知りたいです。』
透「聞いたあとに、僕のこと嫌いになったり、怒ったりしないって約束できますか?」
『はい?約束します。』
透「じゃ、教えますね。」
私はワクワクして、安室さんの言葉を待っていた。まさか、とんでもない言葉が返ってくるとは思わずに。ひたすら純粋に待っていた。
透「昨日、僕はあなたに媚薬を飲ませて、襲おうとしました。」
『媚薬?ですか?』
透「ええ。それを飲んだら体中が性感帯になってしまって、凄くHになる薬です。」
安室さんからHという単語が出てきて少々焦るが、何もされていないのだろうと思った矢先、またまたとんでもないことを安室さんが言い出した。
透「そのですね。真恋音さんと僕、昨日の夜にHしてるんです。でも、流石に本番まではしていません。あなたが途中で寝てしまったので、僕は一人で慰めました。」
いまこのひと、なんていってる────?