第3章 〜これが、恋〜※R18
仕方なく助手席に乗り込んだ私は、安室さんの車から、微かに匂った、女物の香水に気が付いた。なんだ彼女かな。いるんだったらこんな風に優しくしないでよ。
透「さ、道案内お願いしますね。」
『あっ。はい。』
と返事をして、自宅付近に来ると、そこの角を右、突き当たりを左です。と説明しながら、ようやく家に着く事が出来た。
『今日はありがとうございました。』
透「あの、真恋音さん。昨日からずっと探偵業で忙しくて寝てないんですけど、少しだけ休ませてもらっていいですか?」
『私の家でですか?』
透「はい。やっぱり女性の家に、しかもこんな時間に上がり込むのはまずいですか?もう睡魔がかなり迫って来てて、運転して自宅に帰れそうにないです。」
『じゃぁ、何で私達送ろうとしたんですか。良いですよ私のせいですし、少しくらいなら。』
透「ありがとうございます。今度なにか奢らせてもらいますね。」
と、私の家に安室さんがいること自体にかなりの違和感を抱いて、安室さんにお茶を出す。ついでに私もお茶を飲む。
『私、お手洗い行ってきますね。ベッドの上で寝ても良いですよ?私ソファで寝るので。』
透「いや、流石にそれは。ソファで大丈夫です。」
と、遠慮がちに言ってる安室さんを見て、家に上がり込んでる時点で今遠慮しても意味無いよと思った。
お手洗いから出てくると、ソファで安室さんが寝ていた。ほんとに疲れてたんだなぁと思いながら、お茶をのむ。もう酔いも覚めてしまった。あんだけ呑んだのにな。お風呂に入って寝ようと思い、私はお風呂へ向かった。
お風呂に入っている途中で、何だか自分の体が熱い事に気が付いた。凄くムラムラすると言うか、今すぐにでもオナニーしたくなってきた。私は月に3回ほど、排卵日付近になると、オナニーをしている。性欲が凄いのだ。でも今は排卵日付近じゃないと思うんだけどなぁ。一昨日生理が終わったばっかりだし。考え事をしながら、お酒を飲んでたから、お風呂に入って体が温まり過ぎたのだと、考えて、私は早くにお風呂から上がった。