第3章 〜これが、恋〜※R18
咲「ここでは抑えて呑もうね!カラオケでは好きなだけ呑んでいいからさ!」
『じゃ、ここでは5杯までにする!すいませ〜ん!』
「はいはい!」
『コークハイ1つ!』
咲「真恋音ってばつまみ来る前にもう2杯目。そんなんじゃ安室さんとは呑みに行ったり出来ないね。」
『いいの。大体安室さん、お酒飲まなさそうじゃない。』
咲「え〜、そんなことないと思うよ?昴さんだってBARに呑みに行く時あるって行ってたし。家にも大量にお酒あるらしいし?」
『へ〜。沖矢さんそんなお酒飲まなさそうなのに。』
咲「でしょでしょ?ギャップが凄い好き。」
『安室さんにもギャップとかあるのかな』
2人で話していると、つまみと私のコークハイが届いた。咲璃愛も2杯目を頼んでいた。
最後の5杯目は迷うこと無く2人とも、
『「生を下さい!」』
と生ビールを頼んだ。ほろ酔い気分で会計を済ませ、夜道を少し程歩き、いつものカラオケ店に着く。時刻は23時を回っていた。
『歌うぞ〜!』
咲「まずは何歌う?」
『決まってんでしょ?沖野ヨーコちゃんの歌!』
咲「あは!いつものね!」
私達2人は、沖野ヨーコの大ファンなのだ。女の子だけれど、何度かLIVEにもお邪魔している。そして、カラオケでもお酒を呑む。完全に酔ってしまった私達は、歌うのを辞めて、2人で話す。
咲「んで?安室さんとはどうするのよ?連絡先貰ったなら、連絡してみれば?」
『いつかね、こんな時間に連絡したら迷惑でしょ?』
咲「それもそうか。どうする?そろそろ帰る〜?」
『そうだね、もう大分歌ったし帰ろ帰ろ!』
咲「んじゃタクシー呼ぶよ?」
『うん。明日3限からで良かった〜。2日酔いするかもね。』
咲「それは困る!明日も研修メンバーと顔合わせて会議があるのに!昴さんに笑われる!」
と話しているうちに明らかにタクシーではない車が止まった。助手席側の窓が開くと、
『あ。安室さん!?』
透「こんな時間までなにしてるんですか?」
それはこっちのセリフだ。こんな時間まで何してるんだ。この人。
てか探偵+アルバイトでよくこんな高級車と言うか、維持費のかかる車に乗れるな。RX-7のホワイトだよ。29歳アルバイター謎過ぎる。どっから湧いてくるんだそんな金。
咲「よく私達って分かりましたね。」