第3章 〜これが、恋〜※R18
本屋にて、咲璃愛がお目当ての推理小説を買った後、次はどこに行くかで悩んでいた。
咲「うーーーん。どこ行こうか。」
『今20時過ぎだからね。』
咲「ご飯食べに行く?どうする?」
『私カラオケ行きたいなぁ!』
咲「カラオケかぁ〜、いいかもね!でもやっぱり先にご飯食べに行かない?お腹空いちゃった!あと呑みたい!」
『うん!そうだね、そうしよう!』
私達は、本屋さんから程なく近い居酒屋にやってきた。咲璃愛とお酒を呑むの久しぶりだった。咲璃愛は酔いが回ると、本音が出てきて一緒に呑んで、飽きたことは無い。
「いらっしゃ〜い!」
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
所々から湧き上がる元気な歓迎の声。居酒屋のこの雰囲気大好きだな。BARとはまた違う、さぁ呑むぞー!って感じが。
咲「2人で、出来ればカウンターじゃない方がいいです。」
「じゃあ、あちらのお席へ!2名様ご来店で〜す!」
「「いらっしゃいやせ!」」
『さぁ、何飲む?何食べる?私はとりあえずシーザーサラダと揚げ豆腐に、梅酒!』
咲「私もシーザーサラダにイカリングと〜、うーん迷うけど、カルピスハイで!すいませーん!」
「はい!ご注文お決まりで?」
咲「シーザーサラダ2つとイカリングと揚げ豆腐と、カルピスハイ、咲璃愛お酒なんだっけ?」
『梅酒で!』
「はーい!かしこまりました!」
と元気にカウンターの方へ走っていった。
『はぁ〜、今日は1日疲れたよ。』
咲『まだカラオケが残ってんでしょ?カラオケでも呑むからね。タクシー代、財布ん中に残しときなよ。』
今日は洋服代以外、咲璃愛に全部奢ってもらっている。実は咲璃愛、間野グールプの令嬢なのだ。こう見えて。小さい頃から英才教育などは受けてこなかったらしいが、お兄さんは跡取りとしてそれなりに、いい高校いい大学を出ていて、そのお兄さんからも毎月かなりのお小遣いを頂いているらしい。全く羨ましい。
「サラダとお酒お持ちしました〜。揚げ物はもう少々お待ち下さい!」
咲「お!きたきた!」
『さ、呑もうか!』
『「かんぱ〜い!」』
2人ともグイッとそれぞれのお酒を飲み始める。咲璃愛も私もお酒にはかなり強い方だが、呑むペースがかなり早いため、酔いが回るのが早い。