第11章 10年ぶりに
外に出た私達は、10年という長い空白を埋めるように、ずっと話していた。
で、今日の事を謝っておく。
レ「今日はゴメンね、ジャーファル。ライ達が………。」
ジャ「いえ、大丈夫ですよ。主を一番に思う気持ちは良くわかりますから。それにしても…………なかなかの手練れですね。5人とも。」
レ「そう?ふふっ、それ、シンドバッド王にも言われたわ。」
私が言うと、ジャーファルは少し?マークを出しながら聞いてきた。
ジャ「そんな話、外交の時にしていたんですか?」
レ「ん?あぁ、違うの。少し、シンドバッド王を試させてもらったのよ。どれくらい、強いかを………ね。」
ジャーファルの表情が少し曇った。