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猫の世界~ラーシェノーザ~

第14章 班決め(強制?)と次の場所へ


ナナ「実は私……引っ越すことになったんだ……」

ササミ「へぇ、引っ越すことに──……はい!?」

事態か飲み込めないササミ。
声が裏返りかけたが、なんとか質問を返す。

ササミ「あ……ど、何処に、引っ越すの……?」

ナナ「2つ隣の町。父さんの仕事の都合で、明日にはここを出るから……」

ササミ「なっ……そんな、明日なんて……」

ショックを受けるササミを見て、ナナが慌てて付け足す。

ナナ「あの、別に、隠してた訳じゃないの!決まったのが一昨日で…。準備があって言うのが遅れちゃって……。ゴメンね、ササミ……」

シュンとするナナに、ササミは首を振って言う。

ササミ「いや、大丈夫だよ。実は、さっき旅の猫達が来てね、薬を貰ったんだ。それを飲んだら少し楽になったよ。早く元気になるように頑張るから、元気になったら遊びに行っても、良い?」

ナナ「!勿論!待ってるよ。あ…そろそろ帰らなきゃ。準備まだ終わってないの」

ササミ「あ、うん。気を付けて──……っ!?」


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