第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
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ササミ「………ん…、あれ……僕はどうしたんだ……?確か、…マコさんから貰った薬を飲んで…──」
ササミは、あの何とも言えない…というか、不気味そのものだった薬の事を思いだし、1人で気持ち悪くなっていた。
そんなところへ、1人の猫が。
?「ササミー!大丈夫ー?生きてるー?」
ササミ「う"ぇっ!?」
いきなり大声を出され、しかも後ろから突撃されたら普通こーなるだろう。
ササミ「ちょっと……いきなり大声出すなよ、ナナ…(苦笑)」
ナナと呼ばれたその猫。実はササミの幼馴染みで、現在、ササミの彼女である。
ササミ「…で、何しに来たの?」
ナナ「何って、そりゃーあんたのお見舞いを、と……ね…」
ナナの声はだんだん小さくなり、顔の笑顔は薄くなっていく。
ササミ「ナナ……それだけ?何か、隠してない?」
ササミのその一言に、図星を突かれたかの様にナナの表情が強ばる。
もはや、隠すことはできない……。そう悟ったナナは意を決して言った。