第14章 班決め(強制?)と次の場所へ
ササミ「だ、ダメですよ町長……!外部の猫に、そんな事頼むなんて……!危険すぎます……!!」
八猫「うるせーなー。ちょっと黙っとけ。……で?どーなんだ?おめーら」
皆は、顔を見合わせる。
アヤカ「……まぁ、並のやつよかは強いと思う」
八猫「…そうか。なら、一つ依頼をする」
アヤカ「はあ?!んなの、めんどくせ……」
アヤカが不満を言いきる前に、アヤが制し凛とした声で聞く。
アヤ「内容は、なんですか?」
八猫「……まあ、その、なんだ」
八猫は、また煙草を吸い、話し始める。
八猫「…この森の主(ヌシ)は妖精だった。その主とこの町の猫は仲が良かったんだが…ある日、主は何者かによって殺された。主を殺された森の魔物どもは、仇を討とうとこの町の猫を皆殺しにしようとしている。そのお陰で何人の仲間が死んだか……」
八猫は気だるそうな目をアヤカ達に向け
八猫「その主を殺した奴はこの町のもんじゃねぇ。この町は昔から主と助け合って生きてきたからな。おそらく原因は、第三者のヤローだと思っている」