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アビスの先にあるものは…

第1章 大穴の街オース


『…』
晴天で暖かい日差しの下私は底の見えない大穴を見ていた。
それの名前は《アビス》とっても大きな穴だ。

『あ…また帰ってきた』
アビスから帰ってきた探窟家達だ。

私たちが住んでいる街オースにはたくさんの探窟家達がいる。
…私はまだ赤笛なんだけどね…
探窟家たちにはそれぞれ位、みたいなのがある。

私は、というか私たちが住んでいるのはベルチェロ孤児院という孤児院で探窟家を目指している。

一番最初、まだ探窟に行ったことのない子達は《鈴付き》といわれる。
うちにはキユイって子がそうかな?まだ小さな子、俗にいう探窟家のタマゴだ。

その次が私たち《赤笛》。
まだまだ見習いの子達。一様アビスの浅いところまでは降りたりする。
深界一層までは行ける。

その次が《蒼笛》。
この笛が、もらえたら一人前の証拠になる。
深界二層まで行ける。

それで次が《月笛》。
私達のリーダージルオさんが持ってる。
師範代の位で深界四層まで行くことができる。

それでその次が《黒笛》。
そこまでくると達人。知り合いにはリコがよくお邪魔しているラフィーさんの旦那さんハボルグさんとかがいる深界五層までいける。

それでもって彼らの頂点《白笛》。
人の限界を越えてアビスに挑む鉄人…我らが英雄。
ここまで来ると伝説のような存在である。
白笛の人たちには深界制限などはない。
もし、彼らが死んでいて情報だけが私達のもとにきても…それは必ず真実となる。
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