Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第3章 訪問者
「……もういい、止めろ」
それからどれくらい経っただろうか。
いい加減ギブアップして出来もしない筈の逃走計画でも企てようとした時、漸く後頭部を押さえ込む彼の腕の力が緩んだ。
「ゲホッ…」
上体を起こし軽く咳き込んだのも束の間、
そんなナツの様子を気に留めることもなくローは再び彼女を押し倒し、パジャマの下に手をかけた。
「ちょ、やめっ…!」
ナツの抵抗も虚しく剥ぎ取られた下半身の衣服。
両足を片手で容易に抑え込み最後の砦であった筈の下着も取り払われてしまうと
直に感じる空気の感触に、彼女の身体は震えた。
身体を隠したくても手は使えない。
舐め回すように纏わりつくローからの視線に耐えきれず身を捩って再度逃走を図るが、素早く伸びてくる彼の腕がナツを逃すことはない。
「いい加減、諦めたらどうだ」
何時までも逃げようとする彼女に、不機嫌そうな表情を浮かべるロー。
過去今まで抱いてきた女たちは、自ら進んで足を開いてくるばかりで逃げるような女なんていなかった。
ナツのこの反応は最初こそ新鮮で面白いと思ったものの、こうも拒絶されると言うのはいい気分はしない。
「そっちこそ、抱くのを諦めたらどうですか」
さっきまで死にそうだった癖に、どうやらまだ減らず口が叩けるらしい。
ローは片眉を上げると、ナツの両膝を掴み両足を割り開いた。
「…っぅあっ…!?」
ナツの抵抗をものともせず、ローの筋張った長い指が秘部に差し込まれる。
「…あんま濡れてねェな」
当然と言えば当然か。
ローは舌打ちすると一度指を引き抜きサイドテーブルの中からドロリとした液体の入ったボトルを取り出した。