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Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】

第3章 訪問者




※R18です。
相変わらずローが優しくないので苦手な人は66pまで飛ばしてください。























「うるせぇ」


ローは前回同様抵抗を止めないナツに舌打ちを漏らすと、白衣のポケットから紐のようなものを出した。


「っは!?」


ナツの両手を掴み、慣れた手つきでそれを一つに纏めあげる。

ちょっとまて、なぜそんなに手慣れている。そしてなんでそんな紐持ち歩いているんだ。

両手の自由を奪っている伸縮性のあるこの素材は、注射をする時に血管を圧迫させるあれだろうか。
力を込めれば多少は隙間が生まれる両の手。しかしその素材故に結び目も圧迫されてしまい、それはほどこうにもほどけない。

ナツの心に動揺が走る。

抵抗できなくなった獲物に満足したのか、ローは口の端に笑みを浮かべ白衣を脱ぎ捨てた。


「大人しくしてたら、優しくしてやるよ」


残忍な笑みを浮かべてナツの顎を掴む彼は、どこの凶悪犯かと思う程の威圧感を放っている。

あーなるほど。
院長もここで服役中の囚人だったのか。

上体を倒し、噛みつくように口づけてくる彼にナツの思考は現実を放棄した。


「…ンッ…」


差し込まれた舌がナツのそれを貪る。至近距離で交わる院長の視線に現実に引き戻されると、ナツは思わずきつく目を瞑った。

舐めあげ、絡み取り、吸い上げる。

息をつく間もなく与えられる激しい口づけに、次第に頭がぼーっとしてくる。


どちらのものかも分からない唾液が頬を伝う感覚は、これが冗談や夢ではないという現実をナツに知らしめるように突きつけた。


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