Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第11章 番外編
何時の間にか外された上半身の下着。
小さく色づく頂に熱を感じるたびに、ナツは身体を震わせた。
気持ち良くない。
痛みにも似た熱。
それなのに
蝋が身体に降りかかる度に
敏感な部分を掠める度に
得体の知れない何かが疼く。
こんな拘束プレイも
この感覚も
怖い。
「…もっ…嫌だ…っ」
恐怖心が溢れさせた涙は、全て布に吸収され頬を伝う事はない。
しかしローは、そんな彼女の様子に気づいていた。
「泣けば済むと思ってンのか」
冷酷な言葉。
まだ足りない。
ナツの身体に他の男が触れたかもしれない憤り
それを隠し誤魔化そうとしたナツへの憤り
二度とそんな気が起きないようにする為の
しらしめ
しかし物珍しいこの遊びも慣れてくれば面白味がない。
蝋燭を垂らすだけでは満たされない。
怒りとはまた違った強い感情。
所有欲。
ローは確かめたかった
ナツが自分の物だということを。
今までも散々抱いてきたというのに
あの男にそれを侵された気がして
自分色に上塗りしたくて仕方がなかった。
ふう、と吹き掛けた息が蝋燭に灯る炎を吹き消す。
飛び散るような蝋の跡
赤く穢れたナツの身体は、中々扇情的だった。
蝋の後を辿るように胸に手を這わせれば、小さなその身体が強張る。
己の与える刺激に従順に、いや期待以上に反応するナツ。
ローはそんな彼女に笑みを浮かべると、ベットに乗り上げた。
「あっ…何?」
既に割り開かれている足の間に入り、下着の上から秘部を撫でる。
「……今まで何人とヤッてきたかしらねぇが」
「…っ!」
身に付けていた最後のそれも剥ぎ取られ、下腹部に感じた違和感。
ナツの静止の声は聞き入れられることはなく、ドロリとした何かが突き入れられた。
「…あっ…や…」
身を捩って逃れようとするたびに鳴り響く鎖の音。
ローはその様子に目を細めると、突き入れていた中指で中を抉った。
棚に並んでいた媚薬。
手近な場所にあったそれは、迷うことなく彼女の体内へ注がれる。
「二度と他の男とできねぇようにしてやるよ」
怯え逃げ腰のナツを嘲笑うかのように
その身体を知り尽くした指は、いとも簡単に彼女を落としにかかった。