• テキストサイズ

Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】

第11章 番外編


あれはまだ二人が幼い頃。

エースと一緒に山の中で昆虫採取をしていたナツは突然の悪天候に襲われ、廃墟のような建物に避難した。

暫くそこでエースと一緒に雨宿りしていたのだが、一向に止む気配はない。
隣を見れば家に連絡を入れているエース。

どうやら帰りが遅くなると父に伝えていたようだ。

時間帯は夕暮れ。

このまま土砂降りの中を帰ってもいいが、家までは地味に距離がある。

悩むこと数分、廃墟と思っていた建物が営業しているホテルだと幼い二人は気づいた。


建物に入っていく利用客が二人に不審な視線を送るものだから、なんのこっちゃいと建物をよく見れば
安っぽい看板に描かれたホテルの文字。

好奇心旺盛なエースは行ってみようぜ!と中に入っていき、その後をついて行くナツ。

そして何の疑いもなくタッチパネルを操作して、示された部屋に入った二人。

その後は、何となく察してくれるだろう。

めでたく部屋に閉じ込められた二人は、それはもうパニックに陥っていた。
確かあの頃はエースが中学生でナツが小学生だった。

よくフロントで止められなかったなと今思えば疑問ではあるが

止められなかったので仕方ない。


再び父に電話をして事情を話すエース。
迎えに来た父からは、生暖かい視線が浴びせられた。


ここがどんな場所なのか知ったのは、この事件が起きて暫くたった後だった。

結果、二人はこの出来事を心の奥底に封印する。


あれは夢だ。
なかった出来事。


初めてラブホを訪れた相手が兄妹。


最早ネタだ。



/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp