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Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】

第11章 番外編




イく寸前のナツの顔が好きだ。
でもこんな、目を輝かせながらも食べ物を頬張るナツも
堪らなく愛しい。


和やかな食事の時間は、ゆったりと流れていった。








そして食後。



「…んんん!?」


満腹で有頂天なナツの視界は、暗転する。

さも当然のようにギラついた瞳を宿し伸し掛かってくるロー。


「…まて、さっきもやった…っ…」


今日はこのまま眠れると思っていた。
ほんの極稀に、意識のある状態で優しく包み込んでくれるその温もりを
ナツは期待していた。


貪り食おうとでも言うように食らいついてくるその厚い胸板を押し返しながら抗議の声を上げれば
その瞳に宿る狂気に言葉が詰まる。


大人しく言う事を聞けとでも言うように塞がれた唇。
至福の時を期待して抵抗を試みるものの、やはりそれは案の定無理だった。







まだ初日。
二人の旅行が始まってまだ1日目だ。



ナツはこの先が思いやられ、絶望の表情を浮かべながらも
己を貪る存在が背負う天井の木目を目に留めながら

疼き出す熱を身体の奥に感じて甘い声に忍ばせてため息を吐く。


この人の性欲、本当にとんでもない。


呼応するように引き出される快楽に沈みながら、その逞しい背中に爪を立てた。

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