Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第11章 番外編
「…っ!…っふ…!」
洗えと言われた筈が
なぜこうなった。
何時の間にか当然のように体の隅々まで這い回る長い指。
泡を纏わせたそれは一見ちゃんと体を洗ってくれているように見せかけて、時折それと違う動きをする。
ローにそんな気がない時ですら、びくりと反応してしまう体を叱咤しようにも
立ったままのこの体勢に加えて、支えを求め伸ばす手が掴む先はボディーソープでぬるぬると滑る。
ナツはただ必死で声を抑えることしか出来ずにそれを受け入れるしかなかった。
「…今日は随分と大人しいな。周り…気にしてんのか?」
心底楽しそうな、声を漏らせずに耐えてるのを分かっていて
それでいてその声を誘う指先。
それは下へ下へと焦らすように降りていく。
ナツは咄嗟に足を閉じてその侵入を拒んだが、その行為はローの嗜虐心を煽るだけに過ぎない。
案の定、笑いを押し殺したような声が静かに響き渡った。
太ももの肌触りを堪能するように撫でていたローは熱の籠った吐息が吐き出され弛緩したその体を、徐に両手を使い無理やり割り開いた。
「あっ…」
ぬるりとした感覚と共に撫でられた秘部。
ナツの身体が僅かに強張る。
背後から圧し掛かられているローの重みを感じながら、身を捩って何とかその刺激から逃れようと試みるものの
それも徒労に終わる。
「…ひっ!?…っ…んぁ…!」
仕置きとばかりに秘芽を摘ままれて、思わず甲高い声がナツの口から零れ出た。
「…相変わらず小せェな、おまえは」
くらくらとする頭で自身の下半身に目を落とせば、ゆるゆると太腿を這う手は確かに大きい。
ローが長身過ぎるせいもある。
しかしこの身長差で長時間のこの体勢は流石にやりにくいものがあった。
「…は!?胸が!?」
状況に似つかわしくない色気のない発言。
いつか看護師達に貧相と称されたその言葉を、彼女はまだ気にしているのだろうか。
最高だ。
大きさも、形も、感度も。
ローは口の端を吊り上げると、徐にシャワーの蛇口を捻った。