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Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】

第10章 シュライヤ



引っ越し作業が終わった午後。

ナツが連れてこられたのは、某有名なショッピングモールだった。
どうやら買い物に付き合って欲しいようだ。

そろそろ夏も終わるので服を買いたいと、先ほどシュライヤが言っていた。

なのでてっきり荷物持ちなのかと思ったが、どうも違うようだった。
色々服を見てはナツに意見を聞いてくるだけだった。

確かに、あの紳士的なシュライヤ先生が女性に荷物持ちをさせるとは思わないが。

じゃぁ、何故私はここにいる。意見を聞きないのなら、もっと他にも適任者がいるのではないだろうか。

ナツの疑問が消えることはなかった。

そして彼と意見を繰り返している内に、あっという間彼の買い物は終わってしまった。

その後は時間的に夕方だったので、そのまま一緒に夕食を食べに行くことになった。

どうやらこの辺にお勧めのお店があるようだ。
ナツは隣を歩いているシュライヤに一瞬だけ視線を送り、首を傾げた。

ナツはシュライヤの為に何かをしたいと思っていたのだが、これじゃない感が半端ない。
寧ろこれは一歩間違えればデートの様にも見える。

周りの女性たちの視線が痛すぎて、ナツは顔を引きつらせていた。
流石あの医院のTOP3に入る人気っぷりだけあって、ショッピングモールに来てからずっと周りの視線が気になっていた。

彼の隣をこんな人物が歩いていてすいません、いや本当に。

ナツはそう思いながら彼の買い物に付き合っていた。
そもそも私なんか連れ歩いたら、軽くシュライヤ先生の風評被害になるんじゃないのか?

ナツ自身の容姿も普通に良いのだが、こうも周りにイケメンと美女達に囲まれると当然自信なんて皆無だ。
寧ろ医院の美人看護師達の方が流行りの服とか詳しそうだし、彼の隣を歩いていてもお似合いだろう。

ナツはシュライヤが何を考えているか分からなくて、そっとため息を吐いていた。


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