Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第9章 ペンギン
R18 です!
苦手な人は258pまで飛ばしてください。
「緊張してんの?」
ソファーに下ろされると、跨がるように上からナツを見下ろすペンギン。
いつもの彼のようで、いつもと違う。
その瞳に映るのは、はっきりとした欲情。
ナツは、ゆっくりと頷いた。
「もう我慢しなくて良いんでしょ?俺」
今さら止めらんねぇけど、とペンギンは自嘲するかのような笑みを浮かべた。
飄々としているようで、熱の籠ったその瞳。
ナツの身体を撫でるその手は
目の前にある存在がそこに確かにあることを確認するように
ずっと欲しかったものを慈しむように
びくりと時折反応を示すその体を這い回った。
「…んっ」
そんな彼をぼんやり見ていると、落とされた優しい口づけ。
啄むようなそれがもたらす心地よさにナツは目を細めた。
頬を撫であげられる感覚と、確かに感じる視線。
見られている事に気恥ずかしさを感じたナツが視線を脇に逃がそうとすると
それを見計らったかのように、唇を割って口内に熱が侵入してくる。
歯列をなぞられ、応えるように絡めた舌に吸い付いてくるそれ。
卑猥な音が部屋に響いていた。
「んっ…はっ…」
必死に応えようとするナツと、その様子を目を細めて見下ろすペンギン。
「ベット行くか」
ペンギンはナツを口づけから解放すると、その身体を抱き上げた。
驚いた声が上がったものの、ナツは首に手を回し従順にそれに応える。
そんな彼女の瞳を覗き込むように視線を送ると、熱に浮かされたような視線が返ってきた。
その様子にペンギンは口元を吊り上げると、ゆっくりとした足取りで寝室へ向かった。