Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第8章 ロー
R18です。
ローが相変わらずなので、苦手な人はP155まで飛ばしてください。
二人の間に重い沈黙が流れる。
ナツは一度彼に視線を合わせるが、その瞳は何時の間にか暗い狂気に染まっていた。
それは昨日を彷彿とさせるもので、彼女は再び視線を泳がせる。
一体何が地雷だったのだろう。
考えた所で答えは見つかりそうにもないが、この状況があまりよろしくないことは分かる。
脳内で、危険を知らせる信号が鳴り響いていた。
ナツが落ち着かない心で必死に打開策を考えていると、ふと低い笑い声が耳を掠める。
「そうか。思い出さねぇなら仕方ねぇ」
ローはナツの顎から手を離すと、そのまま肩を掴み広いソファーに押し倒した。
「思い出すまで、いくらでも付き合ってやるよ」
彼の言葉に石のように固まるナツ。
頬をゆっくりと撫でる彼の手は、恐ろしいほどに冷たかった。
「ちょっと待て、付き合うって……絶対禄でもな…ッふ…!?」
ナツが抗議の声を上げようとしたが、噛みつくように塞がれた唇からは
それ以上の言葉が紡がれることはなかった。
口内を抉じ開けられ、無理やり舌を捻じ込まれる。
奥で怯えている舌を吸い上げ、甘噛みし、翻弄する。
流れ込んでくる唾液は全てを飲み込むことは敵わず、彼女の頬を伝っていった。
震える手で押し返そうとするナツに、ローは目を細めると更に貪欲に彼女の舌を絡めとった。
「っふ…ぁ…!」
ナツが息を荒げた頃に、ローは舌を抜く。
その際ナツの唇を舐めあげた口元には、歪んだ笑みが浮かんでいた。
「相変わらず、イイ表情だな」
熱で浮かされ、泣きそうな彼女の瞳。
普段のふざけた雰囲気からは想像もつかない色気だ。
軽く舌なめずりする彼の表情は、捕食者のそれそのものだった。