Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第8章 ロー
※R18です
相変わらずローが優しくないんで、苦手な人はP143まで飛ばしてください
ナツが連れて行かれた先は院長室ではなかった。
医院の近くにあるタワーマンション群の中でも最高峰の価格と高度を誇る高級マンション。
その最上階に位置する彼の部屋。
抵抗するナツをものともせず部屋の中に引きずり込むと、玄関先に引き倒される。
咄嗟に受け身をとって起き上がろうとするも、それを先読みしたかのようにローが上から覆いかぶさった。
大理石の玄関にひかれた高級感溢れるラグマット。
その肌触りは上質で心地好い物である筈なのに
手加減なく縫い付けられた手は、痛い程にきしんでいる。
「あの後、ずっとおまえを探していた。流石にやりすぎたと思ったからな」
彼の瞳に宿る暗い影に、ナツは思わず息を呑んだ。
「謝ろうと探し回って、漸く見つけた結果がこれだ」
何がおかしいというのだろう。
クツクツと喉を鳴らす彼の表情は、嘲笑うかのような笑みを称えながらも怒りを帯びている。
いくら執着しているとは言え、友人と食事に行っただけではこうはならなかった筈だ。
彼は何か誤解している。
ナツは早く誤解を解かねばと、口を開こうとした。
「おまえはおれから逃げる癖に、あいつにはついて行くんだな」
ナツは違うと弁解しようとした瞬間、ビリビリと服が破れる音が鼓膜に響いた。
ダメだ。
完全に私の話を聞く気がない。
咄嗟に身を翻し、這いつくばって逃げようとするナツ。
ローはそんな彼女を鼻で笑って後ろから抑え込むと、全ての衣服を破り去りさった。