第5章 無神ルキ【心の壁】
アヤトは教室の端まで らんを追い詰める
ル「くっ....逆巻...アヤト....」
ルキは苦しそうに声を出す
ア「あぁ?」
ル「そいつに手を出してみろ....俺は絶対にお前を許さない
それに....
ここで死にたくないのなら らんの血を吸うのは止めておけ」
ア「何が許さないだ。カッコつけやがって
俺が誰の血を吸おうがお前には関係ねぇよ」
ユイ「 らんさん逃げてください!」
らんはドアの方へ体を向けた....が....
ドンッ!
ア「バァカ....逃がすかよ」
アヤトは らんの体を押さえつけた
貴「離して....」
ア「いいぜ?お前の血を味見したらな!」
ル「 らん!!」
アヤトは らんの首筋に牙を立てようとする
しかし、アヤトは咄嗟に 何かが頬に当たるのを感じ、らんから離れた
ア「あぁ?なんだ?」
アヤトの頬には血が伝っていた
前にはナイフを持つ らん。。
ユイ「 らん....さん?」
ル(まずい!)
貴「私に....触れないで....」
らんはナイフをアヤトに向ける
貴「私の兄妹にも手を出さないで!」
らんはアヤトではない何かに怯えるように動揺していた
ア「てめぇ....!!」