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【イケメン戦国】短編集✲*゚

第13章 【豊臣秀吉】一度限りの奇跡







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「おはようございます、秀吉様」
「おはよう、今日も精が出るな!」



明くる日もまた、洗濯桶を持った私と秀吉様は、この道の上で邂逅する。
まるで煌めくような笑顔を残して、彼はまた行ってしまった。
――でも、


(今日も、だって…!)


昨日も此処で会ったって、覚えてくれてるって事だよね?
それだけで頑張れるという物、と。
酷暑の折、皆が顔を顰めている中。
にやけながら歩く私は、さぞ不審に違いない…



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