第10章 【徳川家康】落ちると降りるは速度の違い
「ぬ、ぬのちゃんひろちゃんっっ!!」
「どーしたの、ちぃちゃん」
「あれ、家康様は?」
「それがね、お部屋におられなくて!
褥も全然乱れてないし、昨日お休みになられてないみたいなんだよー…!いったい何処に…っ!
みんなで探そっ!」
「…うーん、何とも野暮だなぁ」
「ち、ちぃちゃん!そっとしとこう、ね!」
「あっそうだ、たくみ様ならご存知かな!?」
「まぁ、興味はあるよねぇ。
ちぃちゃん、お部屋探りに行っちゃう?」
「ふ、二人ともー…!!
そっとしておいてあげようよ…!」