Delicate love * pink *【気象系bl】
第2章 離れる、なんて。( S*J ver. )
はあ、はあ、はあ、
二人分の荒い息づかいが部屋に響く。
いつもより散々感じさせられて、
満たされて、
達した俺の体はもう使い物になんないくらい脱力している。
「っん…」
ずるっとナカに入っていた翔くんが抜けて、そのまま俺の横にごろんと寝転んだ。
なんとなく、静かな空気。
でも、どことなく漂う暖かさ。
なんだろね、うまく説明できないけど、
これがきっと俺らなんだよね。
「…激しかったぁ。」
急にぽつんと翔くんが呟いた言葉に思わず吹き出した。
なんだそれ。
「潤も気持ち良かったでしょ?」
「えっ」
「いつもより声大きかったし」
「ばっ…!」
「自分から腰揺らしちゃってさぁ、」
「っっ、、、」
「かーわいかったよ」
なんて言いながら不意に俺の方を向いてちゅっと頬にキスなんかして。
顔が真っ赤になるのは止められなかった。
「ばか翔。えろ翔。」
「お前が言うなえろ潤。」
「ちが、それは翔くんが変態だからっ…!」
「その変態が好きなんだろお前は」
にやにやしながらこっちみて
俺の髪の毛いじったり
ほっぺたつんつんしたり
あーもう。
この人あったまいいから言葉じゃ勝てない。
余裕かましてにやついて。
あーやだやだ。
この変態やだやだ。