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Delicate love * pink *【気象系bl】

第2章 離れる、なんて。( S*J ver. )



「んあぁ!」


急に雄の顔になったかと思うと、
今まで緩やかに与えられてきた刺激と比べ物にならないくらい大きな刺激が体の奥に響く。
俺の足を少し抱えながら激しく動くから、
いつもよりも奥に当たって体が震える。
無意識に動く俺の体の動きと相まって、余計に快感が大きくなる。


「はぁっ…ん,あっ…ぁん,ん,ぁぁ,」


深く強い律動に合わせて漏れる喘ぎ声が部屋に響いて
自分が発した声にも煽られて
時折翔くんが漏らす声にも
シーツの擦れる音にも
繋がったところから響くいやらしい音にも
全てに感化されて
どうにも快感が止まらない。


「あ,あ,んん…ぁん…しょ,くん…ぁ,」


いつもより敏感な俺に気づいているのか、
微かに翔くんの指が胸の上を焦らすように動いて、
思わずその手に胸を擦り付けるように動く。


「潤?どうしたの?」



「あぁ,おねがっ…んん,ちゃんとさわっ,てっ…」


やっぱりおかしい。
こんなことも普通に言えちゃう。
お願い、
もう我慢できない。


「誕生日なんだから,おねがっ,ん…ぁ」



もっと、もっと。
もっと、俺を満たして。
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