【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う
第4章 二人で幸せに・・・
「半年前からおまえの言動を見ていた。本当に義務感で
暮らしているならわかるからな。でも、おまえは昔と全然
変わらなかった。昔と変わらず俺に接してきた。だから、
確信がやっと持てた」
「・・・あれ?待って。私に手を出してこなかったのは、
ひょっとして・・・」
「義務感で世話焼いている女だったら、強姦になっちまうだろうが」
当たり前のように言われた言葉に私は一気に脱力する。
リヴァイって荒んでいるようで、そういう所はキッチリしているのだ。
この件で悶々としていたのに真実を知って嬉しいやら複雑な気分だ・・・。
「取り敢えず精神的に安定した頃、世話になっている訳には
いかないから職を得た。別れるにしろ一緒に暮らすにしろ
金は稼がねぇとな」
「うん、それはそうだね」
「それで今日はっきりさせる為にもエルヴィンに会ってきた。
あいつは昔から色々知ってたし、おまえの事も聞きたかった」
うん?色々知ってたって・・・何を知ってたんだろう?
ここを突っ込みたかったが、突っ込んだら藪蛇が出そうだった為、
追求するのをやめた。
「エルヴィンからおまえがどんな気持ちで俺を支えてくれたか
聞いた。俺の勘違いだったら最悪だからな」
リヴァイは一度大きく深呼吸して顔を赤くしながら、
私の手を取った。