【進撃の巨人/リヴァイ生誕祭】②どんな世界でもあなたを想う
第4章 二人で幸せに・・・
・・・一年後の12月25日、私は自宅で
ディナーの準備をしていた。
一年前、傭兵隊が解散してから私はリヴァイを引き摺って、
とある街の一軒家を借りて同棲を始めた。
リヴァイは最初凄くゴネまくっていたけど、
夜な夜な魘される悪夢で心身が弱ってくると
そうも言っていられなかったらしくて次第に大人しくなった。
それに夢で魘された時私が抱き締めて眠ると
悪夢を見なくなるらしく、今では当たり前のように
抱き合って寝ていた。
・・・ここ一年、これで肉体関係が全く無いのが
信じられない気はするが・・・(リヴァイが眠っている時
こっそりキスしている事は彼には内緒だ)
リヴァイはここに来て半年くらいは記憶の逆流が凄かったらしく
不安定でずっと家にいる状態だったが、半年程経つと
精神が安定してきたらしく清掃会社に就職した。
綺麗好きなリヴァイにとってはある意味天職だなと思いながら、
私も一年前に就職した会社で働き続け、共働きの
ルームシェア状態が続いている。
そして今日はクリスマスでリヴァイの誕生日だ。
仕事に行ったリヴァイを見送ってから私はご馳走の準備を始め、
何とかバースデーケーキと七面鳥の丸焼き、
サラダとスープ、簡単なオードブル数種を用意出来た。
リヴァイにあげる誕生日プレゼントとして、
彼がテレビのCMを食い入るように見ていた最新式の掃除機も
用意したので、こちらの準備は完璧だと自画自賛する。
あとはリヴァイが帰ってくるだけだと心躍らせていると、
玄関が開いて彼が帰ってきた。