• テキストサイズ

3Z

第14章 14



『っ…痛…』

「怖いか?」

女は苦痛に顔を歪ませる

何をやってるんだ俺は

だけどこれ以上俺の心の中に踏み込んでくるな、そう思ったら体が勝手に動いていた

『はぁ?怖い?痛いって言ったの!いきなり引っ張るから腰打っちゃったじゃん』

「てめェ…男と女がこの状況でこれから何されるか分かってんだろ?」

もう高2だ

身体も心もガキじゃねェ

『…分かってるよ。でも高杉くんはそんなことしない』

その目は真っ直ぐ俺の目を捉えた

恐怖も何もない、強く芯のあるような目

その瞳から俺は逃れられなかった


/ 228ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp